あああーっす

すんごいことを書く。

発達課題:初期青年期 〜左遷対私立〜

青年期の発達課題はいわゆるアイデンティティの確立となっている。
親に擁護されていた今までの自分から、自立・離巣へむかうための重要なプロセスである。
その中でも特に、進学校で成績が低迷がちの人間に的を絞ると、表題のような課題が提示される。

進学校を謳う以上、学校は以下に上位偏差値の大学へ生徒を輩出するかをかんがえる。
低偏差値校へ生徒がいこうものなら、それはもはや輩出ではなく排出と見做されるだろう。
不名誉なことだ。

進学校が恐れるのは、ある程度の境界線より下位の私立大学へ生徒がいくことだ。
教員はこう考える、すなわち私立大学よりも地方公立校であれ。
首都圏の私立大学よりも、故郷を離れた地方の学校を推してくるのである。
もし生徒自身が望む地方とは違う場所が提案されたらどうなるのか。

こんな話がある。
ある生徒はA地方の私立大学へいきたかった。
しかし先生はB地方の公立校を推してきた。
生徒はどうしてもA地方へいくと言うと、先生はこう言った。
「君は学校に恩を感じないのか」

またこういう話もある。
先生はC地方の公立校へ行けと言った。
生徒は、絶対に行かないと言いその大学を受験し、合格した。
生徒は別の私立大学へいった。

この二例は、生徒の課題達成の例である。
また同時に、名ばかりを求める進学校の姿勢を表してもいる。
このようにして、学歴社会の排他性は差別的である。